牛の価格高騰で四半期のコストが5億7500万ドル増えたことを受け、同社は2026年度見通しを引き下げた。米国の供給逼迫が牛肉の利益率と需要を圧迫している状況が浮き彫りになった。
タイソン・フーズは年間利益見通しを引き下げ、牛の供給逼迫で家畜コストが高止まりするなか、牛肉事業の損失が拡大する見通しだとした。アーカンソー州スプリングデールに本社を置く同社の株価は4.44%下落した。米国の牛不足は近年、タイソンやJBSのような食肉加工業者のコストを押し上げ、急激な財務損失につながっている。タイソンによると、牛関連コストは前年同期比で四半期に5億7500万ドル増加した。家畜コストの上昇は小売の牛肉価格を過去最高水準に押し上げ、消費者の負担が続くなか需要を抑えている。タイソンは2026年度の調整後営業利益を21億ドルから23億ドルと予想しており、従来予想の22億ドルから24億ドルを下回る。年間売上高は2.5%から3.5%の増加を見込み、LSEGデータによるとアナリスト予想の4.3%や従来見通しの2%から4%を下回る。牛肉部門の調整後営業損失は5億ドルから6億5000万ドルになると見込んでおり、従来の3億5000万ドルから5億ドルの損失見通しより拡大する。6月27日終了の第3四半期に牛肉販売数量は15.9%減少した一方、鶏肉は一部消費者がより安いたんぱく源に乗り換えたことで需要と利益率が改善した。四半期売上高は138億7000万ドルで、アナリスト予想の141億2000万ドルを下回った。