KKRが192億ドルのインフラファンドを募集

同ファンドはKKR史上最大のインフラファンドで、データセンター、エネルギー・電力転換、保管・物流資産に重点を置き、すでに9件の投資で90億ドル超をコミットしている。

要約

KKRは、同社史上最大となるインフラファンドの募集を完了した。KKR Global Infrastructure Investors Vの規模は192億ドルで、北米と西欧のデータセンター、エネルギー・電力転換、保管・物流資産を狙う。このファンドは資金調達完了を待たずに投資を開始しており、すでに9件の投資で90億ドル超をコミットしている。公表済みの案件には、欧州のGlobal Technical Realtyと北米のEDF Power Solutionsが含まれる。KKRは2008年にインフラ事業を開始し、現在約1200億ドルのインフラ資産を運用している。過去6年間で、デジタルインフラ分野には313億ドルの株式資本を投じた。この募集は、人工知能の拡大に必要な実物インフラへの大型資産運用会社の投資拡大を反映しており、とりわけデータセンター、電力、接続能力への注目が強まっている。

用語解説
  • データセンター: サーバー、ストレージ、ネットワーク機器を収容し、電力、冷却、接続能力を提供する施設。
  • デジタルインフラ: データ伝送、保管、計算の稼働を支える基礎資産で、通常はデータセンター、光ファイバー、関連ネットワーク施設を含む。
  • インフラファンド: エネルギー、通信、輸送、物流などの長期実物資産に特化して投資し、運営収益や長期契約を通じてリターンを得るファンド。