
大統領は、イラン戦争に伴う供給混乱と米国のガソリン価格の30%超の上昇で第2四半期利益が急増したことを受け、石油大手は利益の一部を消費者に還元すべきだと述べた。
ドナルド・トランプ大統領は、戦争に起因する供給混乱と原油価格上昇の局面で、石油大手2社の第2四半期利益の合計が約265億ドルに達したことを受け、エクソンモービルとシェブロンに燃料価格の引き下げを求めた。 トランプ大統領は月曜日、ホワイトハウスで記者団に対し、両社はイラン戦争に関連した供給不足から「もうけ過ぎている」とし、「その一部を国民に返す」べきだと述べた。この批判が注目されたのは、両社が一般に同氏の米国の石油・ガス増産支持の恩恵を受けてきたうえ、トランプ大統領がシェブロンのマイク・ワース最高経営責任者(CEO)について、ベネズエラにおける同社事業に対する政権の支援の受け止め方を巡っても批判したためである。 エクソンモービルの利益は145億ドル(1株当たり3.48ドル)と、前年同期の71億ドルから増加した。一方、シェブロンの利益は121億ドルで、約25億ドルから増加した。エクソンは、調整後利益が147億ドル、営業キャッシュフローが236億ドル、配当と自社株買いを通じた株主還元が94億ドルに達したと発表した。シェブロンも米国生産が過去最高となり、世界全体の生産は20%増加したと報告した。原油高と精製マージンの拡大が業績を押し上げ、第2四半期中にウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は1バレル109.64ドルまで上昇した。 米国のガソリン価格は、米国とイスラエルがイランへの攻撃を開始して以降30%超上昇しており、ホルムズ海峡とより広範な供給リスクに注目が集まっている。その後、トランプ大統領が予定されていた別の攻撃を中止したこと、また協議により同海峡が再開される可能性があると述べたことを受けて原油は下落したが、テヘランはワシントンとの直接交渉が進行中だとの見方に異議を唱えた。