コインベースのXRPウォレット指標が過去最低のマイナス、バイナンスとCrypto.comもゼロ割れ

XRPは主要移動平均線を下回る1.06ドル近辺で取引される一方、8月3日時点の流出額データでは、バイナンスは100万XRP超の送金、コインベースは10万XRPから100万XRPの活動が引き続き中心であった。

XRP

要約

XRPは8月初旬も上値の重い展開が続き、1.05ドルから1.08ドルのレンジで1.06ドル前後を推移した。取引所ウォレットデータでは、コインベース、バイナンス、Crypto.comで出金側への幅広い参加が示された。コインベースの7日間の入金/出金ウォレット純差指標は8月4日に過去最低の-10,900まで低下し、従来の2025年6月の低水準である-3,200の約3.4倍低い水準となった。一方、バイナンスとCrypto.comも8月に入ってなお、それぞれ-2,550、-2,290とマイナス圏にあった。別途、8月3日の流出額データは、2大取引所で取引サイズ別の動きが異なることを引き続き示した。100万XRP超の送金は、バイナンスの日次流出額の55.3%を占め、6月30日以来の高い比率となったのに対し、コインベースでは15%にとどまった。一方、コインベースでは10万XRPから100万XRPの区分が55.8%に上昇した。入金/出金ウォレット純差指標は、トークン量ではなく、入金ウォレットに対する出金ウォレットの広がりを追跡する指標である。テクニカル面も弱く、XRPは20日EMAの1.0838ドル、50日EMAの1.1163ドル、100日EMAの1.1971ドルをいずれも下回り、MACDヒストグラムもマイナス圏にとどまった。サポートは1.05ドルから1.06ドル近辺で維持されており、最初のレジスタンスは1.13ドルから1.14ドルにある。一方、リップル社長のモニカ・ロング氏は、24時間365日のオンチェーン取引に対する機関投資家の関心拡大が、長期的には前向きなシグナルとなる可能性を示した。

用語解説
  • 入金/出金ウォレット純差: 取引所にトークンを入金するウォレット数と出金するウォレット数を比較する指標。マイナスの値は、入金者より出金者が多いことを意味する。
  • 20日EMA: 直近の価格により大きな比重を置き、短期的なトレンド方向を捉える20日の指数平滑移動平均線。
  • MACDヒストグラム: 2本のトレンドラインの差を示すモメンタム指標で、マイナスの値は一般に短期モメンタムの弱まりを示す。