Citadel Securities、2028年までにAIデータセンター向け債務が5000億ドル超増加と予想

市場報道によると、Citadel Securitiesは、AIインフラの拡大で債券、融資、プライベートクレジットにまたがる資金調達需要が高まる中、2028年までにAIチップ向けの追加債務が5000億ドルを超えると見込んでいる。

要約

市場報道によると、Citadel Securitiesは、AIデータセンター向けチップの調達資金として、2028年までに公募・私募を合わせた追加債務発行が5000億ドルを超えると見込んでいる。この見通しは、AIインフラ投資の加速に伴い、債券、融資、プライベートクレジットにまたがる資金需要が高まっていることを背景としている。Citadelは、AIの設備投資が2025年の約4000億ドルから2026年には約6000億ドルへ増えると見積もっている。Morgan Stanleyは別途、AIデータセンター向けのプライベートクレジットが2028年までに約8000億ドルに達しうると推計しており、世界のデータセンター設備投資見通し2兆9000億ドルに対して1兆5000億ドルの資金ギャップの一部を成すとしている。直近の発行では、2025年9月と10月にハイパースケーラーがAIデータセンター建設向けに約750億ドルの債券と融資を調達したほか、米国のデータセンター債務は2025年に254億ドルとなり、前年比112%増だった。MediaTekも、AIデータセンターチップの生産能力拡大に向けた50億ドルの資金調達枠を承認している。

用語解説
  • ハイパースケーラー: 大規模なクラウド・インターネット企業で、巨大なデータセンターインフラを構築・運営し、拡張資金を調達するためにしばしば債務を発行する。
  • プライベートクレジット: 非銀行による融資で、プライベートファンドや機関が提供する。データセンターのような大規模で資本集約的なプロジェクトで用いられることが多い。
  • 設備投資: データセンター、チップ、関連インフラなどの長期資産への支出で、しばしばcapexと略される。