エヌビディア、cuFile APIをオープンソース化しStorage-Nextを始動、GPU直結ストレージの標準化を推進

エヌビディアはFMSで、cuFile APIとその下位の垂直統合ストレージソフトウェアスタックをオープンソース化し、40社超の企業と連携してAIネイティブストレージ標準を推進した。Vera BlueField-4 STXの最新ベンチマークでは、CRC32Cスループットが一般的なx86 CPUの最大3.67倍に達し、2026年秋の商用化を予定している。

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要約

エヌビディアは8月4日、米カリフォルニア州サンタクララで開催されたFuture of Memory and Storage(FMS)で、cuFile APIおよびその下位の垂直統合ストレージソフトウェアスタックをオープンソース化し、Storage-Next計画とSCADA(Scaled, Accelerated Data Access)フレームワークを発表した。GPU直結ストレージ経路を、よりオープンなAIネイティブ基盤へと位置付ける狙いである。同社によると、Google、Intel、Meta、エヌビディアがオープンソースリポジトリの初期メンテナーを務め、DDN、Kioxia、Micronなど40社超の企業が関連エコシステムの構築に参加する。 これと同時に公表されたVera BlueField-4 STXのベンチマークでは、Vera CPUのCRC32Cデータ整合性検証、圧縮、Reed-Solomonデータ復旧などのストレージ負荷におけるスループットが、一般的なx86 CPUのそれぞれ最大3.67倍、3.29倍、3.26倍に達し、多段パイプラインでは最大3.21倍向上した。AES-128暗号化と展開では、それぞれ1.43倍、1.72倍の改善となった。エヌビディアによると、Veraは88基のArmv9.2互換Olympusコアと176スレッドを採用し、最大1.2TB/sのメモリ帯域幅と3.4TB/sのインターコネクト帯域幅を備える。Rubin GPUプラットフォームのホストCPUとして2026年秋の商用化を予定している。ただし、これらの数値は依然としてベンダー公表のベンチマークに基づくものであり、比較対象となった具体的なx86チップについてエヌビディアは明らかにしていない。

用語解説
  • cuFile API: エヌビディアのGPUDirect Storageの中核インターフェースで、GPUがCPUを介さずにストレージデータへ直接アクセスできるようにする。
  • SCADA: Scaled, Accelerated Data Accessの略で、エヌビディアが提唱するAIストレージ向けデータアクセスフレームワーク。
  • CRC32C: ストレージや伝送過程でデータが破損していないかを確認するために用いられる一般的なデータ整合性検証アルゴリズム。