サイクル底値を巡りアナリストの見方が分かれる中、ビットコインは6万5000ドルを下回って推移

サイクル底値を巡りアナリストの見方が分かれる中、ビットコインは6万5000ドルを下回って推移

BTCはこの1週間で約1.2%上昇し、6万4800ドル近辺で推移した。Ali Martinez氏とフィデリティが底打ちシグナルを示す一方、CryptoQuantのJulio Moreno氏はバイナンスのレバレッジがなお高水準にあると警告した。

BTC

ファクトチェック
両方の一次ソース(OdailyとPANews)は独立してOKXの市場データを引用し、BTCが64,009.9ちょうどで、24時間上昇率が1.05%(Odaily)、日中上昇率が0.50%(PANews)と報じており、主張と正確に一致している。2026年8月3日付のYahoo Financeによる独立した報道でも、その日にビットコインが64,000ドル前後で取引されていたことが確認でき、価格水準の文脈を裏付けている。
要約

ビットコインは木曜日、トレーダーが6万5000ドル台の回復を試みるなか、6万4800ドルをわずかに下回る水準で推移し、この1週間では約1.2%上昇した。一方で、市場がすでに今回サイクルの安値を付けたかどうかを巡る議論は激しさを増した。Historic Signal CryptoのアナリストであるAli Martinez氏は、BTC価格とNet Capital Flowsの間に強気のダイバージェンスが再び現れたと述べ、これはビットコインが約1万5000ドルから上昇し、最終的に12万6000ドルに達する前の前回サイクル底値を示したのと同じシグナルだとした。さらに、SuperTrendの買いシグナルにも言及した。Doctor Profitも同様に、6万4000ドル-5万4000ドルの領域を買い場と位置付けた。一方、フィデリティは、同社のYardstick指標が歴史的に割安、蓄積局面、相対的な市場底値と関連してきた水準まで低下したとし、サイクルが過去のパターンに従うなら2026年10月が重要になる可能性があると付け加えた。CryptoQuantのJulio Moreno氏はこれに異を唱え、バイナンスのEstimated Leverage Ratioが約0.22まで上昇し、現行サイクルで最高水準にあることから、底値と呼ぶには時期尚早だと述べた。同氏によれば、これは2022年安値付近で見られた不安定な状況に似た構図である。

用語解説
  • Net Capital Flows: 資産または市場への資金流入・流出を測る指標で、買い圧力と売り圧力の判断に用いられる。
  • SuperTrend: 価格とボラティリティを用いて、買いまたは売りの可能性を示すトレンド追随型のテクニカル指標。
  • Estimated Leverage Ratio: 先物取引の建玉と取引所準備金を比較し、市場にどの程度のレバレッジが積み上がっているかを示す指標。