インターナショナル・ペトロリアム、Blackrodの立ち上げで第2四半期の営業キャッシュフロー6700万ドルを計上

カナダの石油生産会社インターナショナル・ペトロリアムは、Blackrodフェーズ1が予定より前倒しで予算内のまま2026年5月に初油を達成したとし、2026年の生産見通しを日量4万4000〜4万7000boepdに据え置いた。

要約

インターナショナル・ペトロリアム・コーポレーションは、カナダのBlackrodフェーズ1オイルサンド事業が2026年5月に予定より前倒しで予算内のまま生産を開始したことを受け、2026年第2四半期の営業キャッシュフローが6700万ドル、フリーキャッシュフローが400万ドルだったと発表した。平均純生産量は約4万2200boepdで、見通しに沿った水準であった。通期の生産見通しは日量4万4000〜4万7000boepd、操業コスト見通しは1boe当たり18〜20ドルで据え置いた。IPCは、2026年通年の営業キャッシュフロー見通しを2億2000万〜3億4000万ドルから2億3000万〜3億3000万ドルに、フリーキャッシュフロー見通しを0〜1億2000万ドルから1000万〜1億1000万ドルにそれぞれ改定した。いずれも2026年残り期間のブレント価格が1バレル当たり70〜90ドルで推移することを前提としている。一方、設備投資と廃止措置支出の見通しは1億6300万ドルで据え置いた。さらに同社は、カナダのリボルビング・クレジット・ファシリティを3億4850万カナダドルに拡大し、満期を2028年5月まで延長した。IPCは、原油価格の上昇、地政学的緊張に伴う供給混乱、WTIおよびブレントのヘッジ解消により、2026年下期以降は指標原油価格の変動を全面的に受ける状況になると説明した。一方で、より本格的なBlackrodの生産量と販売量は第4四半期に見込まれるとしている。

用語解説
  • boepd: 日量石油換算バレル。石油とガスの生産量を単一の数量指標にまとめる標準的な測定単位。
  • WTI-WCS differential: ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)とウエスタン・カナディアン・セレクト(WCS)原油の価格差であり、カナダの重質油生産会社の実現価格を左右する重要な要因。
  • Steam-assisted gravity drainage: 蒸気を用いてビチューメンを加熱し、生産井へ流動させるオイルサンドの生産手法で、IPCはBlackrodでこれを使用している。