
四半期純利益は3473億円に達し、1兆3300億円のインテル評価益が投資成績を押し上げた一方、ビジョン・ファンド利益は急減し、AIコンピューティング部門の損失は拡大した。
ソフトバンクグループ株は東京市場で4.41%安の5695円となり、前営業日比263円下落した。四半期純利益3473億円がアナリスト予想を上回った後でも下落した。LSEGによるConsensusは1202億3000万円で、これに先立つ過去報道で引用されたブルームバーグ集計の予想は1658億円だった。IFRSベースで報告された4-6月期の業績は、それでも前年同期比18%減となり、売上高は10.9%増の2兆196億円だった。 利益の予想超過は主として投資利益によるものだった。ソフトバンクは、期間中に株価が44.13ドルから139.63ドルに上昇したインテル株で1兆3329億円の利益を計上し、これが投資利益合計を1兆8594億円に押し上げ、投資持株会社部門の利益を前年同期の209億円の損失から1兆516億円へと押し上げる一因となった。ソフトバンクによると、インテル株の持ち分は、昨年1株23ドルで合意した20億ドルの投資に由来する。OpenAI持ち分は、評価額が前会計年度末から横ばいだったため、利益も損失も計上しなかった。ソフトバンクは4月に100億ドル、7月にさらに100億ドルを投資したとし、2026年10月に予定される第3回払い込み後、OpenAIへの累計投資額は約13%の持ち分に相当する646億ドルに達する見込みだとしている。一方、ビジョン・ファンド部門利益は前年同期比98.8%減の54億円となった。前四半期にはOpenAIが約200億ドルの利益を押し上げていたが、今四半期の利益は主にByteDanceの公正価値が22億ドル増加したことによってもたらされた。Armを含むAIコンピューティング部門は、Arm、Graphcore、Ampereでコストが増加したため、損失が2008億円へと拡大した。