深セン拠点のヒューマノイドロボットメーカーである同社は、8億9000万ドル超を調達し、2026年4月に株式会社化改革を完了、さらにHKC Corporation向けに3年間で1000台超のロボットを納入する契約を確保した。
2023年4月創業の深セン拠点のヒューマノイドロボットメーカー、AI² Roboticsは、約3年で評価額が約30億ドルに上昇したことを受け、香港でのIPOを検討している。同社は郭彦東氏が創業し、AlphaBotと呼ばれる車輪付きヒューマノイドロボットと、産業用途向けのAIシステム「Alpha Brain VLAモデル」を開発している。資金調達は、評価額約14億5000万ドルで約1億4400万ドルを調達したシリーズBラウンドから、2026年6月の7億3500万〜7億3800万ドルの調達へと加速し、評価額は約28億〜30億ドルに引き上げられた。累計調達額は現在、8億9000万ドルを超えている。 同社は2026年4月に株式会社化改革も完了した。これは中国でIPO準備の一環と広くみなされる手続きである。郭彦東CEOは2025年9月、産業需要の拡大を受け、1〜2年以内に同社を上場させる計画だと述べていた。 事業面では、AI² Roboticsは半導体企業HKC Corporationに対し、3年間で1000台超のヒューマノイドロボットを納入する供給契約を締結しており、相応の産業向け受注残を確保している。同社はIPO申請を正式には確認していないが、資金調達、組織再編、経営陣の発言を踏まえると、AgiBotやEngineAIといった香港上場を目指す他の中国ロボティクス企業と並ぶ存在となっている。