アルメニア中央銀行は、インフレ率が目標を上回る中、政策金利コリドーを据え置いた。外部環境の弱さやエネルギー関連リスクを、内需の力強い活動が相殺した。
アルメニア中央銀行は2026年8月の金融政策決定会合で、インフレ率が3%の目標を上回る中、慎重な姿勢を維持し、基準金利を6.5%に据え置いた。預金金利も5%、貸出金利も8%に据え置いた。この決定は、6月のインフレ率5.1%とコアインフレ率4.9%を受けたもので、建設業やサービス業を中心とする力強い国内活動に加え、外需の改善が物価圧力を支えた。一方で、中銀は世界成長の鈍化、エネルギー価格の高止まり、根強い不確実性によるリスクも指摘しつつ、賃金上昇率とインフレ期待の安定化、輸出環境の弱さ、ディスインフレの可能性にも言及した。市場では、当局が上振れするインフレリスクと下振れする成長リスクの均衡を図る中、中期的に政策金利は6.5%に据え置かれるとの見方が広がっている。