L3Harris、宇宙推進事業の過半出資持ち分を8億4500万ドルでAE Industrialに売却

AE Industrialは買収を完了し、クリスティン・ヒューストン最高経営責任者(CEO)の下で事業をRocketdyneとして再始動した。一方、L3Harrisは約40%の少数持ち分を維持し、RS-25ロケットエンジン事業は対象外とした。

要約

L3Harris Technologiesは、商業宇宙向けの推進、電力、電子機器事業の過半持ち分を、取引額8億4500万ドルでAE Industrial Partnersに売却する手続きを完了し、AE Industrialは当該事業をRocketdyneとして再始動した。L3Harrisは約40%の少数持ち分を維持し、引き続き戦略的パートナーにとどまる一方、RS-25ロケットエンジン事業は本取引の対象外であった。独立会社となる同社の最高経営責任者(CEO)にはクリスティン・ヒューストン氏が指名された。AE Industrialは、RL10ロケットエンジンの技術と製造、宇宙空間での推進スラスター、宇宙用途の原子力電源・エネルギーシステムを含むRocketdyneの中核的能力に投資する計画であると述べた。L3Harrisは、受領資金を施設や先端技術への投資に充てる見通しであるとした一方、受領資金、能力、需要に関する記述は将来予想に関するものであり、リスクと不確実性に左右されると注意を促した。

用語解説
  • RS-25ロケットエンジン: NASAのスペースシャトル計画およびスペース・ローンチ・システム計画で使用されている液体燃料ロケットエンジン。L3Harrisは、これらの事業が本取引の対象外であったと述べた。
  • RL10ロケットエンジン: 長年にわたり継続している上段用ロケットエンジンプログラムで、AE IndustrialはRocketdyneがその技術と製造を高度化することで投資すると述べた。
  • 宇宙空間での推進スラスター: 打ち上げ後に宇宙機の機動に使用される推進システム。AE Industrialは、Rocketdyneによるこれらのシステムの生産を拡大する計画だと述べた。