シリア、米国との協議の中でロシア産原油輸入の削減を検討 75%急増後

Zero Hedgeが引用したロイターによると、ダマスカスは2026年5月までに輸送量が日量約6万バレルに達したことを受け、ロシア産原油の抑制に動く可能性がある。米国は2025年7月に広範な制裁を解除した一方、予測市場は短期的な供給不安が限定的であることを示唆している。

要約

Zero Hedgeが引用したロイター報道によると、シリアは制裁緩和を巡る米国との協議の一環として、ロシア産原油の輸入削減に同意したとされる。一方で、ロシアからシリアへの輸送量は2026年5月までに日量約6万バレルに達し、前年を約75%上回っていた。2024年12月のアサド政権崩壊と2025年初めの最初のロシアからの輸送以降、モスクワはシリアの主要供給国となっており、2025年のロシアからの平均輸入量は日量約4万9000バレルで、他地域からの供給はほとんどなかった。米国は2025年7月1日にシリアに対する広範な制裁を解除したが、対象を絞った制裁はなお残っており、企業にとってコンプライアンス対応は分断された状況にある。こうした協議は、ロシアの石油収入を抑える米国のより広範な取り組みにも合致する。報道で引用された予測市場の価格では、9月30日までに原油が過去最高値を更新するYES確率は4%、12月31日まででは11.5%であった。一方、暗号資産が今回の石油協議に関連していることを示す証拠はなく、銀行チャネルの再開により、制裁に関連した仮想通貨の利用事例の1つは縮小した。

用語解説
  • 対象を絞った制裁: 広範な制裁が緩和された後でも、特定の個人または法人に対して引き続き適用される制限。
  • OPEC: 石油輸出国機構。産油国グループであり、その生産判断は世界の原油供給と価格に影響を与える可能性がある。
  • 予測市場: 契約価格が、原油が特定の日までに過去最高値に達するかどうかなど、特定の結果の確率を示唆する市場。