Glassnodeによると、6月には米国の現物ETFと上場企業の財務保有から合計6万5800BTCの過去最大の流出が発生し、広範なリスクオフ圧力と清算がビットコインの重しとなる中、機関投資家需要の弱さが改めて示された。
ビットコインは8月初旬までに約6.3万ドルへ下落し、2025年10月の高値をおよそ50%下回った。背景には、米国の現物ビットコインETFからの継続的な資金流出、地政学的緊張、テクノロジー株の軟調、米連邦準備制度の政策を巡る不透明感があり、これらが広範なリスクオフの動きを促した。売りの局面では、レバレッジのかかった仮想通貨ポジションで5億ドル超が清算され、Strategyによる1638BTCの売却と投資ファンドの継続的な償還も短期的な需要への圧力を強めた。シティは、2026年に入ってから7月初旬までの米国の現物ビットコインETFの純流出額を約33億ドルと試算した。その後、Glassnodeは、6月単月だけで米国の現物ETFと上場企業の財務保有から合計約6万5800BTCの過去最大の流出があったと述べた。Glassnodeはまた、米国株が過去最高値を更新する中で、ビットコインのパフォーマンスがS&P500を4パーセントポイント超下回った一方、売り手の枯渇を示す指標は過去の底値水準をなお約30%上回り、上方向のインプライド・ボラティリティは過去最低の23%に低下したと指摘した。これは、市場がなお過去の投げ売り局面に見られた条件には達していないことを示唆している。アナリストによると、長期保有者は再び買い増しを始めているものの、ETFフロー、取引高、より広範な機関投資家の参加は引き続き弱い。シティはビットコインの12カ月目標を11.2万ドルから8.2万ドルに引き下げ、マクロ環境が悪化した場合の弱気シナリオとして5.3万ドルを示した。