ソフトバンクとファーウェイ、メモリーコスト上昇でスマートフォン価格押し上げを警告

ソフトバンクは、半導体メモリー価格の上昇が日本で今後発売される携帯端末に影響するとし、ファーウェイはコスト圧力が中国のスマートフォン市場全体で既に値上げを強いていると述べた。

要約

ソフトバンクとファーウェイはともに、半導体メモリーコストの急騰がスマートフォン価格を押し上げていると警告しており、AI主導のメモリー需要と関連する半導体生産能力を背景とする業界全体の圧迫を浮き彫りにしている。ソフトバンクの8月4日の第1四半期決算説明会で、宮川潤一社長兼CEOは、価格への影響は2027年3月期の下期に発売されるモデルでより明確になるとの見方を示し、プレミアム端末は消費者により多くの負担を転嫁する可能性が高い一方、低価格帯モデルは事前に確保した在庫によって一部守られていると述べた。その翌日、ファーウェイの余承東常務董事は、高止まりするメモリー価格が利益率を著しく圧迫しており、端末メーカーは継続的な損失のリスクを負わずに現行水準で販売を続けることはできないと述べた。また記事内の市場データによると、ファーウェイ、シャオミ、OPPO、OnePlus、vivo、Honorはすでに中国で価格を引き上げている。こうした動きは、端末価格の上昇が買い替えサイクルを長期化させ、アップグレード需要を圧迫し、中古市場の成長を支える可能性を示唆している。

用語解説
  • 広帯域メモリー: 人工知能システム、サーバー、一部の車載電子機器で多用される高性能メモリーの一種で、強い需要が半導体の生産能力を吸収し、消費者向け機器の供給を逼迫させる可能性がある。
  • MNP: 利用者が同じ電話番号を維持したまま通信事業者を変更できるモバイル番号ポータビリティ。
  • 部材表: メモリー、ディスプレー、プロセッサーなど、機器の製造に使われる部品の総コスト。