JPモルガン、ナイキを「アンダーウエート」に格下げ 「Win Now」計画による下押し圧力がより深く長引くと判断

同行は目標株価を40ドルに引き下げ、再編費用や中国での販売チャネル変更、米国店舗の閉鎖が2028年度まで利益の重荷となる可能性があると述べた。

要約

ナイキ株は火曜日、JPモルガンが同社株を「ニュートラル」から「アンダーウエート」に格下げしたことを受けて2.05%安の41.76ドルとなった。同行は、同社の「Win Now」再建策による財務面の下押し圧力がウォール街の想定よりも深く、かつ長引くと主張した。アナリストのマシュー・ボス氏は目標株価を47ドルから40ドルに引き下げ、自身の利益予想はコンセンサスを約20%下回ると述べたうえで、2027年度のEPSを1.55ドル、2028年度を1.72ドルへ引き下げた。JPモルガンは、2027年度下期および2028年度に関するコンセンサス予想は楽観的すぎるとし、成長回帰ではなく安定化を見込んでいる。同行は、地域ごとにばらつきのある執行状況を指摘しており、その中には2027年1月からナイキの中国デジタル事業をTmall、JD.com、Douyinの公式旗艦店に集約する計画も含まれる。同行の試算では、これにより年換算で10億ドル超、地域売上高のおよそ20%に相当する売上逆風が生じる可能性がある。加えて、北米における米国店舗の閉鎖も2028年度上期まで業績の重しになる見通しで、スポーツウエア部門の成長鈍化も課題に拍車をかけている。

用語解説
  • EPS: 1株当たり利益であり、発行済み株式1株ごとに配分される企業利益を示す指標。
  • price target: アナリストが一定期間においてその銘柄が取引されると見込む株価水準の予想。
  • RSI: 相対力指数であり、株式が買われ過ぎか売られ過ぎかを判断するために用いられるモメンタム指標。