
ニック・ティミラオス氏は、ベッセント財務長官の政策反応関数が以前ほどハト派ではなく見えると述べた一方、ベッセント氏はウォーシュ氏の柔軟性を擁護し、基調的なインフレは最近のショックを乗り越えて判断できる程度に安定していると主張した。
米財務長官のスコット・ベッセント氏は、米連邦準備制度は金利を据え置くべきであり、最近のショックが政策を左右すべきではないと示唆するとともに、米国の基調インフレは引き続き「非常に穏やか」で「非常に安定的」だと改めて述べた。ニック・ティミラオス氏は、ベッセント氏の政策反応関数は、ベッセント氏がFRBの政策金利は中立水準を25ベーシスポイント超から100ベーシスポイント超上回っていることを示すモデルに言及していた今年初めと比べると、現在ではそれほどハト派には見えないと書いた。8月4日、ベッセント氏は、各会合は引き続きオープンであるべきで市場参加者は自ら判断すべきだとして、ウォーシュ氏が政策反応関数を明示しない決定を擁護し、短期金利の上昇による影響はなお見極める必要があると主張した。同氏の発言は、2026年5月のコアCPIが前年比2.9%、2026年4月のコアPCEが3.3%と、いずれもFRBの2%目標を上回っていたことに関するそれ以前の発言に加わるものである。一方で同氏は、FRBは9カ月、12カ月、18カ月先を見据えるべきであり、K字型経済は終わり、ワシントンは円を支えるために必要なあらゆる措置を講じるとも述べていた。