Linux Foundation、30の創設メンバーとともにTokenomics Foundationを立ち上げ

新たなLinux FoundationのグループがAIトークンのコストと価値の測定に関する標準策定の取り組みを拡大するなか、PointFiveはプレミア会員および運営委員会の参加者として加わった。

要約

Linux Foundationの新たなTokenomics Foundationは、創設メンバー組織数を従来の29から30に更新したうえで正式に設立され、PointFiveは運営委員会の議席を持つプレミア会員として参加した。このベンダー中立の取り組みは、企業がトークンベースの消費をどのように追跡し、支出を事業成果に結び付けるかを含め、AIの経済性を測定するためのオープンな標準、ベンチマーク、ベストプラクティスを構築することを目的としている。 同財団は、FinOps Foundationと緊密に連携し、FinOps Open Cost and Usage Specification(FOCUS)を拡張して、トークンベースのAI消費を反映できるようにする計画である。これは、エージェント型の導入が実証実験段階から本番利用へ移行するなか、企業がAIコストと投資収益率を評価するための共通フレームワークを提供することを意図している。 PointFiveは、請求レイヤーより下のAIコスト配賦に関する調査研究を提供し、FOCUSの拡張を支援すると述べた。同社は、典型的な企業のAI請求額の50%〜80%がプラットフォーム内の支出管理の外側に存在し、料金がモデル提供者に直接流れる可能性があることを示すPointFive Labsの調査を挙げた。また、本番稼働中のあるワークロードでは、同じ結果を15分の1のコストで生み出せるモデルがあるにもかかわらず、高複雑度のタスクが最先端モデルにデフォルト設定されていたため、予算を40%〜50%上回っていたとも述べた。 こうしたより広範な動きは、AIの利用と支出が加速するなかで起きている。Linux Foundationが引用したゴールドマン・サックスの調査によると、世界のトークン利用量は2026年から2030年の間に24倍に増加すると予測されており、Gartnerは世界のAI支出が今年47%増加すると見込んでいる。初の「Tokenomicon + FinOps X」合同イベントは、2026年9月22日〜23日にアムステルダムのMuziekgebouwで開催される予定である。

用語解説
  • FOCUS: プラットフォーム間でコストおよび利用データを標準化するためのフレームワークであるFinOps Open Cost and Usage Specification。
  • token-based AI consumption: トークンを通じて測定されるAI利用であり、トークンはコストを左右するモデル入出力の単位を表す。
  • agentic deployments: 試験運用にとどまらず、日常業務のワークフローでより高い自律性をもって動作するよう導入されたAIシステム。