ビットコイン・仮想通貨のハッキング被害、9年ぶり低水準の17億ドルに=グレースケール

ビットコイン・仮想通貨のハッキング被害、9年ぶり低水準の17億ドルに=グレースケール

セキュリティ侵害は市場の約0.1%を占め、損失は1つのウォレットプロバイダーに集中し、ビットコインのブロックチェーンへのハッキングはなかった。

BTC

ファクトチェック
グレースケールの報告書「Assessing the Impact of Recent Bitcoin Self-Custody Losses」は、中核となる数値を裏付けている。すなわち、今年の仮想通貨のサイバーセキュリティ損失は約17億ドルに達する見通しであり、侵害はビットコインのブロックチェーンではなく特定のビットコインウォレットプロバイダーに影響したもので、ビットコイン自体がハッキングされたわけではない。Bitcoin ArchiveのX投稿は、9年ぶりの低水準という位置付け、市場の0.1%、ウォレットプロバイダーの損失が1億5000万ドル未満である点を含め、グレースケールのこれらの要点を正確に伝えている。グレースケールのページは完全には読み込めず(セキュリティチェックポイント)、正確な「9年ぶりの低水準」という表現と0.1%という数値を独立に検証できなかったため、確度は高ではなく中程度である。なお、別の2026年の業界レポートでは過去の期間についてより高いハッキング総額が示されていたが、それらはグレースケールによる通年の特定の特徴付けと矛盾するものではない。
    参考12
要約

グレースケールによると、仮想通貨のハッキングによる損失は9年ぶりの低水準に低下し、セキュリティ侵害による被害額は約17億ドルと、市場のおよそ0.1%であった。損失は1つのウォレットプロバイダーに集中し、同社での被害総額は1億5000万ドル未満にとどまった一方、ビットコインのブロックチェーン自体がハッキングされることはなかった。これらの数字は、業界全体で断続的にセキュリティ事故が発生しているにもかかわらず、攻撃の成功による被害規模が、より広範な仮想通貨市場と比べて相対的に小さくなっていることを示唆している。

用語解説
  • ウォレットプロバイダー: 仮想通貨へのアクセスを保管または管理するサービス
  • セキュリティ侵害: 盗難やデータ侵害を引き起こす不正な事案