JPモルガン、ウォーシュの記者会見を受けFRB利上げ予想を2026年12月に前倒し

JPモルガン、ウォーシュの記者会見を受けFRB利上げ予想を2026年12月に前倒し

同行は、ケビン・ウォーシュの記者会見後の米国債売りを受け、予想時期を2027年後半から変更した。一方、CEOのジェイミー・ダイモンは、FRB議長によるフォワードガイダンス後退を支持した。

要約

JPモルガンは、米連邦準備制度のケビン・ウォーシュ議長の最新の記者会見後に米国債市場が売られたことを受け、米連邦準備制度による25ベーシスポイントの利上げ予想時期を2027年後半から2026年12月へ前倒しした。投資家が、ウォーシュによるフォワードガイダンスの使用縮小、インフレ枠組みの変更の可能性、そして市場は"審判ではなくボールを見ろ"とのメッセージを織り込むなか、30年物米国債利回りは5.20%を上回り、2007年の金融危機以来の高水準となった。予測市場も再評価を進めるなか、批判派が米連邦準備制度の透明性低下を指摘する一方で、JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOは、ウォーシュのコミュニケーション方針の転換を合理的だと支持した。ウォーシュが設置した5つのタスクフォースは、コミュニケーション、データ品質、バランスシート、AI関連の生産性、インフレ枠組みを検証しており、調査結果は来年初めに示される予定である。

用語解説
  • フォワードガイダンス: 金利や政策の今後の見通しに関する中央銀行のコミュニケーション。
  • ベーシスポイント: 1パーセントポイントの100分の1。25ベーシスポイントの変動は0.25パーセントポイントに相当する。
  • FOMC (Federal Open Market Committee): 米国の金融政策を決定する米連邦準備制度の機関である連邦公開市場委員会。