
リップル訴訟を提起した当時にSECの委員長を務めていた同氏は、上院承認を経て米情報機関コミュニティーを統括する。
ジェイ・クレイトン氏が米国家情報長官に宣誓就任し、証券規制から国家安全保障の上級職へと転じた。2017年から2020年まで米SEC(証券取引委員会)委員長を務めた同氏は、現在、CIAやNSAを含む18機関を調整し、米情報機関コミュニティーを率いる。 クレイトン氏は、2020年12月に退任直前に提起されたSECのリップル・ラボ訴訟との関係で、今なお密接に結び付けられている。SECは、リップルによる$XRPの販売が未登録の証券募集に当たると主張し、この訴訟は後任のゲイリー・ゲンスラー氏の下でも継続した。2023年には、裁判所が公開取引所における$XRPの販売は証券ではないと判断し、この決定は仮想通貨業界の規制を巡る議論における重要な参照点となった。 今回の任命は、企業法務、証券規制、ブロックチェーン関連の問題に関する経験を持つ元ウォール街の規制当局者が、米国の情報調整の中枢に据えられることから、デジタル資産業界で注目を集めている。この役職は証券政策を直接監督するものではないが、クレイトン氏の経歴は、経済スパイ活動、サイバーセキュリティー、ならびに仮想通貨やその他のデジタル金融技術に関連する国家安全保障上のリスクを巡る省庁横断の協議に影響を与える可能性がある。