Direxionが逆連動SpaceXファンドを追加する中、レバレッジ・シェアーズがテスラ・SpaceX ETFを上場

Themesブランドで展開するレバレッジ・シェアーズとDirexionは、テスラ・SpaceX商品や2倍の逆連動ファンドを含む、米国上場のSpaceX連動ETFを投入した。SpaceXの株式市場デビューを受け、新たな戦術的売買手段が広がっている。

要約

Themesブランドで展開するレバレッジ・シェアーズは、NasdaqにティッカーシンボルELOLで「Leverage Shares 100% TSLA and 100% SpaceX Daily ETF」を上場した。運用報酬は0.99%で、1つのファンドでテスラに日次100%、SpaceXに日次100%のエクスポージャーを提供する。別途、DirexionはNYSEに「Direxion Daily SpaceX Bear 2X ETF」(LOFD)を上場し、強気型商品のLOFFとあわせて、SpaceXの日次株価パフォーマンスの-200%を提供することを目指す。これは、SpaceXが初の四半期決算発表とIPO後のロックアップ解除を控える中での動きである。 今回の2件の上場は、米国のSpaceX連動ETF商品の急速な拡大を浮き彫りにすると同時に、構造とリスクの違いも示している。ELOLは初期の"2x"との言及があったにもかかわらず、レバレッジをかけていない商品と説明された。一方、LOFDはレバレッジ型の逆連動シングルストックETFであり、日次でリセットされるため長期のパフォーマンスが原資産株式と乖離し得ることから、短期の戦術的売買を意図した商品である。

用語解説
  • シングルストックETF: 1社の株式の値動きを追跡するよう設計された上場投資信託で、日次のレバレッジまたは逆連動エクスポージャーを伴う場合がある。
  • レバレッジ型逆連動ETF: 株式の日次の値動きと反対方向のリターンを、-2倍などの所定の倍率で提供することを目指すファンド。
  • ロックアップ解除: IPO後に内部者や初期投資家の株式売却を制限する期間が終了することで、通常は株式の供給増加とボラティリティ上昇につながる。