2026年7月、韓国の外貨準備高は4279億ドルに増加

2026年7月、韓国の外貨準備高は4279億ドルに増加

準備高は2カ月連続で増加し、債券発行、投資収益、為替評価の影響が市場安定化圧力を相殺したことで、韓国は世界順位で10位に復帰した。

ファクトチェック
韓国の外貨準備高は2026年7月末時点で4279億ドルとなり、6月の4274億ドルから増加したことについて、京郷新聞の記事(韓国銀行データを報道)とTrading Economicsの双方が確認しており、2カ月連続の前月比増加である。京郷新聞の記事はまた、世界10位への返り咲きと、外貨平衡基金債券の発行、運用収益、為替換算要因が、市場安定化対応やFXスワップによる圧力を相殺したという要因についても確認している。主張の全要素は裏付けられている。
    参考12
要約

韓国の外貨準備高は2026年7月末時点で4279億5000万ドルとなり、前月比5億9000万ドル増加した。これで2カ月連続の増加となり、同国は5カ月ぶりに世界上位10カ国に復帰した。韓国銀行によると、増加は新たな外貨建て外国為替平衡基金債券の発行、投資収益、米ドル以外の資産の米ドル換算価値上昇が要因であり、国民年金公団との外国為替スワップの影響があったにもかかわらず、全体として準備高を押し上げた。資産別では、有価証券が3億4000万ドル減の3800億1000万ドルとなる一方、預金は8億6000万ドル増の231億3000万ドル、SDR保有高は157億ドルに増加した。金保有高は47億9000万ドルで横ばいだった。韓国は5月に13位まで低下した後、6月末時点で世界10位となり、イタリア、フランス、シンガポールを上回った。今年の準備高は、為替相場の変動と、韓国銀行による大規模なドル供給オペを含む当局の市場安定化措置を背景に変動している。

用語解説
  • 外国為替平衡基金債券: 外貨準備の管理と市場安定化オペを支援するために用いられる、政府発行の外貨建て債券。
  • 特別引出権: 加盟国が公的準備を補完するために利用できる、国際通貨基金(IMF)の準備資産。
  • 外国為替スワップ: 足元で通貨を交換し、将来それを逆方向に戻す取引で、流動性や市場圧力の管理にしばしば用いられる。