RBI、レポ金利を5.25%に据え置き インフレ見通し引き下げ、成長予測引き上げ

RBI、レポ金利を5.25%に据え置き インフレ見通し引き下げ、成長予測引き上げ

政策据え置き、コアインフレ見通しの引き下げ、より強い成長予測を受けて短期的な引き締め観測は後退した。一方、インドの主要株価指数は、企業決算と中東情勢の緩和がセンチメントを押し上げ、2日続伸した。

要約

インド準備銀行(RBI)は8月5日、政策レポ金利を5.25%に据え置き、中立姿勢を維持したうえで、会計年度の平均インフレ率見通しを5.1%から5%に引き下げ、GDP成長率見通しを6.6%から6.7%に引き上げた。これを受け、エコノミストは初回利上げ時期の予想を後ろ倒しした。RBIはまた、6月の小売インフレ率が4.38%と、4%の中期目標を17カ月ぶりに上回ったにもかかわらず、コアインフレ率見通しを4.7%から4.3%に引き下げた。オーバーナイト・インデックス・スワップ金利は政策レビュー後に低下し、現在は今後1年間で約50ベーシスポイントの利上げを織り込んでいる。イラン危機のピーク時には最大125ベーシスポイントを織り込んでいた。MUFG銀行、ゴールドマン・サックス、HDFC Bank、ICICI Bankはいずれも初回利上げの予想時期を後ろ倒しした。インド株は、中東情勢の緩和、予想を上回る決算シーズン、RBIの安定した政策スタンスがリスク選好を支えたことで上昇幅を広げた。BSEセンセックス指数は木曜日に0.5%高の78,954.8で引け、4月21日以来の高値を付けるとともに2日続伸となった。リライアンス・インダストリーズはプレミアム付きのブロック取引を受けて3.4%上昇した。ステート・バンク・オブ・インディアは金曜日の第1四半期決算を前に3%上昇した。一方、パワー・グリッドは、総収入の増加と送電網拡張の継続にもかかわらず、FY27第1四半期の連結純利益が0.9%減少したと発表したことを受け、おおむね4%下落した。

用語解説
  • レポ金利: インド準備銀行が銀行に短期資金を貸し出す際の政策金利。
  • コアインフレ: 通常は変動の大きい食品と燃料価格を除外し、基調的な物価動向を示すインフレ指標。
  • オーバーナイト・インデックス・スワップ金利: トレーダーが将来の中央銀行の政策変更見通しを測るために用いる金利デリバティブ。