
GDPは予想を上回り、ルピアは反発後にIDR 17,900前後で推移した。インフレの鈍化、外貨準備の安定、ポートフォリオ資金流入の再開が支えとなったが、財政運営、中銀、対外収支への懸念からセンチメントは脆弱なままだった。
インドネシア経済は2026年第2四半期に前年同期比5.29%拡大し、Reutersの予想中央値5.10%を上回った。一方、GDPは第1四半期に0.77%縮小した後、前期比3.73%増加した。ルピアは1米ドル=IDR 17,900近辺で推移し、前の取引日の下落から持ち直して、週間では約0.5%高と3週間ぶりの上昇となる見通しであった。背景には、7月のインフレ鈍化、外貨準備の概ね安定、そして数カ月にわたる継続的な売り越しの後に政府債と国内株式への海外資金流入が再開したことがあった。それでも、市場センチメントは、プラボウォ・スビアント大統領の成長重視策の下での財政規律への懸念、インドネシア銀行のペリー・ワルジヨ総裁の突然の辞任後の不透明感、さらに原油輸入の増加に伴う6月の貿易赤字を受けた対外収支への懸念から、引き続き圧迫された。