ストックス欧州600種指数が過去最高値圏にある中でも、ゴールドマン・サックスは8月の欧州有望銘柄として、AI、防衛、インフラ関連銘柄を挙げ、セレス・パワーとラインメタルを最上位に位置付けた。
ゴールドマン・サックスは、今後12カ月の欧州株の中で、セレス・パワーとラインメタルをそれぞれ168%、102%の上昇が見込める最も上昇余地の大きい2銘柄に挙げた。今回の8月の見通しは、欧州株が過去最高水準で取引される中で示されたもので、ストックス欧州600種指数は新高値を付け、0.7%高の656.86ポイントで取引を終え、2026年に入ってからの上昇率は10%となっている。 英国のクリーンエネルギー開発企業セレス・パワーは、先月、サプライチェーン、執行力、AI需要の持続性を巡る投資家の懸念から株価が31%超下落した後、同行のリストの首位となった。ゴールドマンのアナリストは、この売りが買いの好機を生んだとし、同社のライセンスモデルとデータセンター成長へのエクスポージャーを理由に挙げた。ラインメタルは7月に15.1%上昇し、約32億8900万ユーロの売上高と5億6200万ユーロの営業利益を含む、市場予想の約4億7000万ユーロを上回る第2四半期の暫定決算を発表したことを受けて2位となった。ゴールドマンは、欧州が再軍備を進める中、このドイツの防衛大手は依然として著しく過小評価されていると述べた。 同行はまた、BTグループとDSVについても64%の上昇余地を見込み、BTの光ファイバー収益化とDSVによるDBシェンカー統合を材料に挙げた。ただし、DSV株は7月に9.3%下落した。ASMLは、ゴールドマン・サックスの月次「欧州コンビクション・ディレクターズ・カット」リストに新たに加えられた3銘柄の一つで、アナリストは52%の上昇余地を予想し、AI主導の半導体需要は、半導体バリューチェーン全体にまたがるASMLの多様な収益基盤に支えられていると主張した。木曜日に発表予定のラインメタルの上半期詳細決算は、利益成長の勢いが同行のバリュエーション判断を支えられるかどうかを見極める次の重要な試金石となる。