グレンコア、米・イラン戦争中に取引上限引き上げへ取締役会の適用除外を要請

スイスに本社を置く資源大手は、エネルギー・金属市場の変動が追い風となり、2026年上期のマーケティング部門EBITがおよそ33億ドルに達するなか、トレーダーがより大きなポジションを取れるようにした。

要約

グレンコアは、エネルギー・金属市場の急激な変動が異例に大きな取引機会を生んだことを受け、米国の対イラン戦争の初期に、トレーダーが通常のポジション制限を超えられるよう取締役会の承認を求めた。この動きは、過去最高の銅価格、エネルギー市場での利益、そして同社トレーディング事業の過去最高に迫る業績ですでに押し上げられていた収益像に、さらなる材料を加えるものである。ブルームバーグは、マーケティング部門が2026年上期に利払前・税引前利益をおよそ33億ドル計上し、2025年通年のトレーディング収益を上回ったと報じた。アナリストによれば、下期も混乱が続けば、逼迫した物流網を通じて現物コモディティを動かす同社の能力に支えられ、2026年はグレンコアにとって過去最高水準の収益性を誇るトレーディング年の一つとなる可能性がある。

用語解説
  • ポジション制限: トレーダーの市場エクスポージャーの大きさに対する社内上限。
  • 利払前・税引前利益: 資金調達コストと税金を差し引く前の営業利益を示す指標。
  • マーケティング部門: マイニング事業ではなく、グレンコアのコモディティのトレーディングおよびマーチャンダイジング事業。