ソリダイム、評価額50兆ウォンでIPO前資金調達を模索

ソリダイム、評価額50兆ウォンでIPO前資金調達を模索

SKハイニックス子会社は、AIデータセンター向けの次世代NANDとエンタープライズ向けSSDへの投資を拡大するなか、ナスダックへのリスティングの可能性を見据え、世界の投資家から最大10兆ウォンの調達を目指している。

ファクトチェック
複数の独立した信頼できる報道機関が、この主張の中核的事実を裏付けている。KED Globalは、ソリダイムが将来的なナスダックへのリスティングの可能性を前に、約50兆ウォンの企業価値評価で最大70億ドル(10兆ウォン)の資金調達を目指していると報じている。ChosunBizとBigGo Financeは、同じ金額に加え、モルガン・スタンレーとゴールドマン・サックスが主幹事を務めること、また調達資金がAIデータセンター向けの次世代NANDとエンタープライズSSDの拡大に充てられることを確認しており、これは主張と正確に一致する。主な留保点は、SKハイニックスが正式には何も確定していないと述べている点である(ChosunBizによる)。ただし、この主張は「資金調達を目指している」と、あくまで「可能性のある」リスティングを前提に表現されており、完了済みの取引ではなく、進行中と報じられている計画と整合的である。
要約

SKハイニックスの米国NAND子会社ソリダイムは、市場で取り沙汰されている約50兆ウォン、約360億ドルの評価額でナスダックへのリスティングを検討するなか、5兆ウォンから10兆ウォン、約36億ドルから72億ドルのIPO前資金調達を進めている。引受証券会社にはモルガン・スタンレーとゴールドマン・サックスが選定され、世界のオルタナティブ資産運用会社や海外の政府系ファンドとの協議が進んでいる。今回の資本調達は、ソリダイムが次世代NAND技術と超大容量のエンタープライズ向けSSDを推進するなかで行われるもので、AIデータセンター需要を狙った245テラバイトのドライブも含まれる。同社は、SKハイニックスが2020年に約10兆ウォンでインテルからの買収に合意したNANDフラッシュおよびSSD事業を収めるため、2021年に米国で設立された。ソリダイムはスピンオフではなく買収した子会社であり、売上高も親会社SKハイニックスの10%未満にとどまるため、最近公表された重複リスティング指針の下では親会社株主の承認なしにリスティングが可能となる可能性があるが、この事業子会社がより厳格な審査の対象となるほど大きく成長すれば、その扱いが変わる可能性がある。

用語解説
  • IPO前資金調達: 企業が株式市場へのリスティングを目指す前に、外部投資家から調達する資本。
  • NANDフラッシュ: ソリッドステートドライブなどのストレージ製品で広く使われる、不揮発性メモリーチップの一種。
  • エンタープライズ向けSSD: 大容量と高い信頼性が求められる企業向けおよびデータセンター向けのワークロード向けに設計されたソリッドステートドライブ。