台湾の外貨準備高、2026年7月に5942億7000万ドルへ減少

7月の送金額が過去最大の280億ドルとなり、中央銀行の市場安定化オペレーションも重なって、外貨準備高は2カ月連続で減少した。一方、その後は海外資金の流入再開を受け、台湾ドルは約3週間ぶりの高値を付けた。

要約

台湾の外貨準備高は2026年7月末時点で5942億7000万ドルとなり、6月の5971億5000万ドルから減少した。2025年5月以来の低水準で、2カ月連続の減少となった。中央銀行によると、利益や配当を含む過去最大の280億ドルの対外純送金に加え、準備資産の運用・取り崩し、為替相場の変動、米ドル流動性を供給するための介入が主因であったが、ドル以外の通貨高が評価額を一部下支えした。台湾株、債券、新台湾ドル預金に対する外国人保有額は約1兆6631億ドルで、外貨準備高のおよそ280%に相当した。一方、その後は短期投機資金の流入再開が追い風となり、台湾ドルは6日に1台湾ドル=32.261台湾ドルで引け、約3週間ぶりの高値を付けた。

用語解説
  • 外貨準備高: 中央銀行が保有する対外資産で、通常は主要通貨や国債などで構成され、通貨の流動性管理や市場安定の支援に用いられる。
  • ノンデリバラブル・フォワード: 原資産通貨の受け渡しを行わず、現金決済されるオフショアの外国為替契約であり、台湾ドルのような通貨に対する市場予想を測る際によく用いられる。
  • リスクリバーサル: 上昇方向と下落方向の保護に対する需要を比較するオプション市場の指標であり、通貨に対するセンチメントが強気または弱気のどちらに傾いているかを示す材料として一般的に使われる。