
燃料・潤滑油と工業用原料が赤字拡大を主導し、輸入の伸びが輸出を上回った。一方、第2四半期と上半期の貿易統計では輸出の勢いは維持された。
ポルトガルの貿易赤字は2026年6月に36億3000万ユーロとなり、前年同月の25億1000万ユーロから拡大した。輸入が輸出を大きく上回る伸びとなったことが背景である。輸入は前年同月比19.6%増加し、ブラジル産原油を中心とする燃料・潤滑油の50.7%急増と、工業用原料の23.5%増加が主因となった。ブラジル、オランダ、ドイツからの輸入はとりわけ大きく増えた。輸出は前年同月比10%増加し、燃料・潤滑油の69.3%急増と、特に卑金属を中心とする工業用原料の13.4%増加が下支えした。スペイン向けとドイツ向けの輸出も伸びた。第2四半期には輸出が前年同期比10.3%増、輸入が8.7%増となった。2026年上半期では輸出が前年同期比1.7%増、輸入が6.3%増となり、ポルトガルの貿易収支への圧力が続いていることを示した。