
売上高は3%減の36億ドルとなり、人員再編費用が業績を圧迫した一方、受注額、Kyndryl Consult、ハイパースケーラー関連売上高は引き続き勢いを示した。
キンドリルは、2027年度第1四半期に当たる2026年6月30日終了四半期について、売上高が前年同期比3%減の36億ドルとなり、人員再編費用が利益を圧迫したことから、純損失が5500万ドルになったと発表した。税引前損失は6900万ドルで、前年同期の税引前利益9200万ドルから悪化し、調整後EBITDAは6億4700万ドルから5億1200万ドルに減少した。会社側によると、第1四半期の業績には1億5200万ドルの人員再編費用が含まれていた。 調整後税引前損失は3700万ドルで、前年同期の調整後税引前利益1億2800万ドルから悪化し、調整後純損失は2600万ドル(希薄化後1株当たり0.12ドル)となった。前年同期は調整後純利益9000万ドル(同0.37ドル)だった。営業活動によるキャッシュ流出は、主に運転資本のタイミング要因により、1億2400万ドルから3億1000万ドルに拡大した。これにはソフトウエア支払いの増加や請求額・回収額の減少が含まれる。フリーキャッシュフローは4億100万ドルの流出で、前年同期の2億2200万ドルの流出から悪化した。 それでも、キンドリルは商業面の勢いの強まりを示した。過去12カ月の受注額は142億ドルで、このうち当四半期は39億ドルだった。過去1年間に5000万ドル超の顧客契約を40件締結し、そのうち10件が当四半期の契約だった。Kyndryl Consultの売上高は当四半期に前年同期比10%増加し、ハイパースケーラー関連売上高は34%増の5億3000万ドル超となった。期末時点の年換算売上高ランレートは21億ドル超だった。会社はまた、Kyndryl AI Orchestration for Businessと、Kyndryl Bridgeにおける特許取得済みのエージェント型AI機能の提供を開始した。 キンドリルは、2027年度の見通しとして、調整後税引前利益6億ドル〜7億ドル、フリーキャッシュフロー4億ドル〜5億ドル、為替一定ベースの売上高は横ばいから2%減との予想を再確認した。2027年度には引き続き約2億ドルの人員再編費用を見込んでおり、これらの施策により2028年度には年換算ベースで約4億ドル〜5億ドルの営業費用削減効果が見込まれるとした。なお、当四半期中に6400万ドルを投じて500万株を買い戻した。