XRPL 3.3.0、プライバシー・バッチ処理・トークン機能をメインネットに近づけるも、まだいずれも有効化されず

XRPL 3.3.0、プライバシー・バッチ処理・トークン機能をメインネットに近づけるも、まだいずれも有効化されず

8月6日のリリースでConfidentialTransfer、BatchV1_1、Sponsor、DynamicMPT向けのノードソフトウェアが追加されたが、各アメンドメントはなお2週間連続で80%超のバリデータ支持を必要とする。

XRP

ファクトチェック
XRPL.orgの公式ブログは、v3.3.0が2026-08-06にリリースされ、対象として正確に6つのAmendment(BatchV1_1、ConfidentialTransfer、DynamicMPT、PermissionDelegationV1_1、Sponsor、fixCleanup3_3_0)を含むことを確認している。これらはプライバシー(Confidential Transfer)、決済(Sponsor/Batch)、トークン化資産のユースケース(DynamicMPT)を対象としている。Coingapeも独自に、同じプライバシー・決済・トークン化という整理と、発動には2週間にわたり80%以上のバリデータしきい値が必要である点を含め、6つのAmendmentを裏付けている。CryptonewsとU.Todayは「5つ」のAmendmentと伝えているが、これは機能Amendmentのみを数え、fixCleanup3_3_0というバグ修正Amendmentを除外した数え方を反映したものであり、公式の6件リストと整合していて、矛盾するものではない。アップグレードの推奨と、バリデータ投票による発動要件は、公式ブログと二次情報源の双方で確認されている。
要約

XRP Ledgerの開発者は8月6日、xrpld 3.3.0をリリースし、複数の提案機能に関するプロトコルコードを追加したが、メインネットへの展開はいずれもバリデータの承認が条件のままである。この更新によりConfidentialTransfer、BatchV1_1、Sponsor、DynamicMPTは有効化の可能性に一歩近づいた一方、XRP Ledgerのアメンドメント手続きでは、なお信頼済みバリデータから2週間連続で80%超の支持が求められる。ConfidentialTransferは、認可された当事者によるコンプライアンス確認へのアクセスを維持しつつ、Multi-Purpose Tokenの残高と送金額を暗号技術で秘匿するよう設計されている。BatchV1_1は、以前の版が署名上の欠陥を理由に停止された後、複数トランザクションを一括で成功または失敗させるアトミックなトランザクション処理を復活させるものだ。Sponsorは、ユーザー口座の支配権を取得することなく、第三者が手数料や準備金を負担できるようにするものであり、DynamicMPTは発行体が後から特定のトークン属性を変更できるようにする。このリリースはまた、ソフトウェアが利用可能であることと本番展開は同義ではないことも浮き彫りにしている。過去には、先行するBatchおよびPermission Delegationの提案が、バグの発見を受けて有効化前に停止されており、6つのアップグレードがすでに稼働しているとの主張は3.3.0のリリースを読み違えたものである。

用語解説
  • ConfidentialTransfer: 認可されたコンプライアンス確認を可能にしつつ、特定のMPT残高と送金額を暗号技術で秘匿する、提案中のXRPLアメンドメント。
  • BatchV1_1: 複数のトランザクションをまとめて実行し、全て成功するか全て失敗するかのいずれかにする、提案中のXRPLアメンドメント。
  • Multi-Purpose Token: 発行や管理に柔軟な機能を持ち、企業利用やコンプライアンス上の要件に対応できるよう設計されたXRPLのトークン形式。