8月の平年超え気温予報による支えよりも、33bcfの貯蔵注入、Lower 48のほぼ過去最高の生産、LNG向けフィードガス流量の減少が重しとなった。
米国の天然ガス価格は、33bcfの貯蔵増加を受けて供給が潤沢との見方が強まり、MMBtu当たり約$2.62へ下落し、4月以来の低水準となった。7月31日終了週の注入量は33bcfと、前年同期の13bcfの増加や過去5年平均の23bcfの増加を大きく上回った。Lower 48のドライガス生産量は、7月の過去最高110.7bcfdに対し、8月ここまでで110.6bcfdとほぼ過去最高水準を維持した。一方、LNG向けフィードガス需要は、主要輸出プラント向けの流量が鈍化したことで、17.2bcfdから16.9bcfdへ低下した。テキサス州のFreeport LNGとGolden Passの唯一稼働中の液化トレインにおける稼働縮小も圧迫要因となり、8月21日までおおむね平年超えの気温が続くとの予報による支えを上回った。