マイケル・バリー、エヌビディア、キャタピラー、パランティアの好況が将来の「ゴーストタウン」を生む可能性を警告

バリー氏は、供給不足と価格決定力がAIインフラの勝ち組を押し上げている一方、Micron、SK Hynix、SanDisk、Western Digitalはいずれも数年先にわたる需要を示しており、供給過剰の到来を遅らせる可能性があると述べた。

要約

マイケル・バリー氏は、足元のAIインフラ好況を支える供給不足と価格決定力が、最終的には供給過剰へと振れ、「将来のゴーストタウン」を生む可能性があると警告した。一方で、需要はサプライチェーン全体で固定化された状態が続いているという。8月5日のXへの投稿で同氏は、キャタピラーは「信じられないほどうまくいっている」、パランティア・テクノロジーズは「切迫したCYAニーズを本当に満たしている」、エヌビディアは「利益率と価格が本当に鼻血ものだ」と述べ、「あの丘には本当に金が眠っている」と付け加えた。この警戒感が示されるなか、Micronは6月、顧客コミットメントが約220億ドル、長期契約に関連する現金預託が約180億ドルあると明らかにした。SK Hynixのコーポレートセンター社長ソン・ヒョンジョン氏は先月、AI向けメモリー生産への積極投資が供給過剰につながるとの懸念に反論した。SanDiskは、同社の主要なAI顧客が1四半期のうちに複数年契約を拡大したと述べ、Western Digitalは2031年まで続くストレージ契約を交渉中だとした。Counterpoint ResearchのディレクターであるMS Hwang氏は、AI支出が堅調に推移するなら、Samsung Electronics、SK Hynix、Micronによる増産でも、2028年より前にメモリー供給が大幅に緩和される可能性は低いと述べた。バリー氏はまた、弱気の市場見通しも改めて示しており、エヌビディア、Micron、キャタピラー、パランティア、テスラ、iShares Semiconductor ETFに対するショートポジションを保有している。エヌビディア株は水曜日に3.43%高の219.22ドルで引け、木曜日のプレマーケット序盤でもさらに3.30%上昇した。

用語解説
  • 供給過剰: 需要よりも供給の伸びが速い市場環境であり、しばしば価格低下や収益悪化につながる。
  • 価格決定力: 顧客需要を大きく減らすことなく、より高い価格を設定できる企業の能力。
  • ショートポジション: 株式やファンドの価格下落時に利益を得ることを狙った弱気の取引。