
クック氏は、6月の総合インフレ率の鈍化はFRBの焦点を変えるものではないとし、PCEインフレ率は3.7%で、ディスインフレが停滞すれば追加利上げの可能性はなおあると述べた。
米連邦準備制度理事会(FRB)のリサ・クック理事は、米インフレ率の鈍化が続かなければ、より高い金利を支持する用意があると述べ、仮想通貨やその他のリスク感応度の高い資産の重しとなり得るタカ派的なメッセージを強調した。アンカレッジ経済開発公社が主催した昼食会で講演したクック氏は、2026年6月の前年比インフレ率は3.5%と5カ月ぶりに低下したものの、個人消費支出価格指数は6月までの12カ月で3.7%とFRBの2%目標を大きく上回っている中で、単一の指標を過度に重視すべきではないと警告した。さらに、FRBの二大責務のうちインフレ面のリスクは現在、雇用面のリスクを上回っているとし、ディスインフレが停滞すれば、5年にわたる目標超えのインフレが価格設定や賃金設定の行動に織り込まれる可能性があると警告した。