Block、ビットコイン売上総利益31%減でも2026年見通しを引き上げ

Block、ビットコイン売上総利益31%減でも2026年見通しを引き上げ

Cash Appでの取引鈍化と手数料引き下げが重しとなり、Blockのビットコイン事業の売上高は18億9000万ドル、売上総利益は7200万ドルに減少した。一方、全社の売上総利益は25%増加した。

BTC
USDC

ファクトチェック
Blockの2026年第2四半期の公式株主書簡は、あらゆる要素を直接裏付けている。ビットコイン・エコシステムの売上総利益は前年同期比31%減少し、Cash AppとSquareはそれぞれ31%増、13%増と成長し、2026年度通期見通しは売上総利益125億1000万ドル、調整後EPS4.02ドルへ引き上げられた。The Block、WSJ、Cryptobriefingも、ビットコインの31%減益(7200万ドル)と、挙げられている要因(Cash Appのビットコイン手数料引き下げ、価格および取引の低迷)を裏付けており、この主張の表現と正確に一致している。
要約

Blockが発表した第2四半期決算では、Cash Appの取引手数料引き下げ、ビットコイン取引の低迷、保有分の含み損が重しとなり、ビットコイン事業の売上総利益が31%減少した。ビットコイン事業の売上高は前年同期の21億7000万ドルから13%減の18億9000万ドルとなり、このうちCash Appが18億1000万ドルを占めた。売上総利益は1億500万ドルから7200万ドルに減少し、Blockは保有ビットコインで8850万ドルの含み損を計上した。前年同期は2億1220万ドルの含み益だった。5月時点の保有量は9,032ビットコインで、第1四半期末の8,997ビットコインから増加した。ビットコイン関連事業が圧迫要因となる一方、Cash AppとSquareの成長に支えられ、全社の第2四半期売上総利益は25%増の31億7000万ドルとなり、通期の売上総利益見通しも125億1000万ドルへ引き上げた。さらに同四半期にはCash AppにUSD Coin(USDC)のサポートを追加し、複数のブロックチェーン上で同ステーブルコインを使った送金と決済が可能になった。

用語解説
  • 含み損: 売却していない資産の価値が下落した状態であり、損失は取引で確定したものではなく、帳簿上で計上される。
  • ステーブルコイン: 比較的安定した価値を維持するよう設計されたデジタルトークンの一種であり、多くは米ドルなどの通貨に連動する。
  • 売上総利益: 売上高から製品やサービスの提供に直接かかるコストを差し引いたもので、事業の中核的な収益性を測る指標。