
ホワイトハウスの経済顧問ケビン・ハセット氏は、トランプ大統領とウォーシュ氏は経済問題について「いつも話している」と述べ、大統領が米連邦準備制度議長に金利について助言することはないと確信しているとした。
トランプ大統領と米連邦準備制度のケビン・ウォーシュ議長は経済問題を巡って緊密に連絡を取り合っており、ホワイトハウス国家経済会議(NEC)のケビン・ハセット委員長は、2人は「いつも話している」と述べ、トランプ大統領がウォーシュ氏に金利について助言することはないと確信しているとした。 この発言は、トランプ大統領が5月以降、ウォーシュ氏に私的に繰り返し電話し、イラン戦争や人工知能が経済に及ぼす影響などを話題にしてきたとの先行報道について、ホワイトハウスが公式に認めた形となる。その連絡は、ウォール・ストリート・ジャーナルが、接触が集中的に続く時期と長い沈黙の期間が交互に訪れるパターンだと描写した。 ハセット氏の発言は、借入コストがこうしたやり取りの議題に含まれていないとの主張を補強したが、この直接の連絡ルートはなお、中央銀行の独立性を巡る精査を強めている。 その精査は、連邦公開市場委員会が先週、9対3で金利据え置きを決めた後に一段と強まり、その後のウォーシュ氏による記者会見での曖昧な回答と、30年物米国債利回りが2007〜08年の金融危機前以来の高水準まで上昇したことが拍車をかけた。 この一件は、1972年の選挙前にリチャード・ニクソン大統領が米連邦準備制度議長アーサー・バーンズ氏に圧力をかけた事例との比較を再燃させており、中央銀行に対する政治的影響力を巡る歴史的な警鐘となっている。