AI株売りが打撃、アジアのマルチストラテジー型ヘッジファンドの7月ドローダウンは今年最大

中国のクオンツファンドの7月平均損失率は17%となり、AI関連の半導体株やテクノロジー株が域内市場で反落する中、アジアのマルチストラテジー運用会社も異例の大幅ドローダウンに見舞われた。

要約

日本、韓国、中国でAI関連の半導体株やテクノロジー株が反落したことで、アジアのヘッジファンドは7月に大幅な損失を被り、分散型のマルチストラテジー運用会社と中国のクオンツファンドの双方が打撃を受けた。複数の関係筋が8月5日に明らかにしたところによると、アジアのマルチストラテジー型ファンドは今年最大のドローダウンを記録し、Polymer Capital Managementは6.9%下落、Dymon Asiaは6.5%下落、Pinpoint Asset Managementは9%下落、Arrowpoint Investment Partnersは2.6%下落した。中国のクオンツ分野では、ロングオンリーのクオンツファンドの7月平均損失率は17%となり、CSI1000指数がほぼ20%下落する中、Shanghai Suntime Information Technology Co.が追跡する1,300超の商品のうちプラスで終えたのは4%にとどまった。

用語解説
  • マルチストラテジー型ヘッジファンド: より広範な市場との相関を低く抑えつつ、より安定したリターンを目指して、株式、債券、マクロ、コモディティなど複数の戦略に資本を配分するヘッジファンド。
  • インデックス強化戦略: CSI1000やCSI500などのベンチマークへの連動を目指しつつ、その指数を上回る小幅な超過収益の獲得を狙う投資手法。
  • モメンタム戦略: すでに上昇している銘柄へのエクスポージャーを高めるシステマティックな手法であり、市場の主導銘柄が突然反転した場合に損失を拡大させる可能性がある。