カンタス航空、スト権投票後にパイロット組合と暫定賃上げ合意

この原則合意は、A380、A330、787を運航する約1,700人の長距離路線パイロットが対象で、一方で別個の地上職員を巡る争議では、650人の職員が近く争議行為の是非を問う投票に入る可能性がある。

要約

カンタス航空と豪州・国際パイロット協会(AIPA)は、同社の長距離路線パイロットが今週、24時間ストや乗務開始手続きの遅延を含む争議行為を支持する投票を行った後、暫定的な賃金合意に達したと発表した。提案された合意は、主に国際線でカンタス航空のエアバスA380、A330、ボーイング787を運航する約1,700人のパイロットに適用され、短距離路線のパイロットは別の協定の対象となっている。AIPAは、公正労働委員会(オーストラリアの労使関係審判機関)での協議が、数日以内に合意を正式化できる程度まで進展したと述べた。カンタス航空は、この取り決めを原則合意と位置付けており、事業上の必要との均衡を取りつつ、大幅な賃上げ、勤務割りの改善、追加のキャリア形成機会をもたらすとしている。今回の進展は、カンタス航空の地上職員の組合が約650人の労働者が近く争議行為の是非を問う投票を行うと述べる中で生じており、同社の労使間の緊張がなお完全には解消していないことを示している。

用語解説
  • 公正労働委員会: オーストラリアの労使関係審判機関
  • 争議行為: 従業員によるストライキまたは業務停止
  • 勤務割りの改善: 勤務スケジュールの取り決めの変更