
Santimentは、ビットコインが64,100ドルに近づくなかでトレーダーが弱気から強気へ何度も転じていると指摘した。一方、GlassnodeとCryptoQuantは、上昇局面にはなお明確な需要確認が欠けているとしている。
ビットコインの反発は、個人投資家が再び強気に転じるなかでも、アナリストから警戒感を呼んでいる。Santimentによると、仮想通貨トレーダーは6月初めに弱気だったが、6月中旬には強気に転じ、足元では再び価格上昇を見込んでいる。同社は、こうした群集心理は逆張りシグナルになりやすいとみている。相場がすでに進行した後に個人投資家が追随することが多く、群がったポジションは下落局面で脆弱になるためだ。続く上昇余地があるとしても、いったん強気ムードが冷める必要があることを示唆していると同社はみている。 この警戒感は、CryptoQuantのアナリストであるAxel Adler Jr.が先に示した分析とも重なる。同氏は8月6日、64,600ドルへの反発はなお新規需要による確認を得ていないと述べた。需要/発行比率は-5.43、コイン年齢ネットフローは-85,500BTCだったという。同氏の解釈では、需要/発行比率がマイナスであることは新規発行よりも若いコインの供給減少が速いことを意味し、コイン年齢フローがマイナスであることは、過去30日間に85,500BTCが1年以上保有されるコインの区分に移ったことを示す。市場は新規需要ではなく、流動性の高い供給の減少、コインの高齢化、長期保有者の売り渋りと積み増しによって支えられているという。同氏は、両指標が再びゼロを上回れば改善シグナルになる一方、需要/発行比率は真の回復を確認するには1超を維持する必要があると述べた。 Glassnodeも週初に同様の警戒感を示し、今回の反発はなおも持ち合いに近いと指摘した。現物売り圧力の緩和、ETF流出、低出来高、そして市場へのホットマネーの再流入を挙げている。それでもビットコインは、急落した6月よりは依然として良好な位置にある。公表時点でビットコインは62,600ドルで取引されており、前日比1.1%安だったが、週比では6.7%高だった。Bitcoin Foundationのデータによる。