
週間の新規失業保険申請件数が減少し、採用の伸びが緩やかな中でも労働市場は持ちこたえているとエコノミストが指摘する中、AIは5カ月連続でレイオフの最大要因となった
米国に拠点を置く雇用主が2026年7月に発表した人員削減は3万3429人で、6月比27%減、前年同月比46%減となり、月間総数としては2年ぶりの低水準となった。これは、AI主導の組織再編が続く中でも労働市場の底堅さを示している。 チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスによると、AIは5カ月連続でレイオフの最大要因となり、7月の人員削減のおよそ3分の1を占めた。影響は依然として主にテクノロジー分野に集中している。 新規失業保険申請件数の4週平均は2022年10月以来初めて20万件を下回った一方、企業が公表した採用計画は1万6095人に増え、7月としては2022年以来の高水準となった。 ただ、広範な採用はなお控えめである。求人件数は安定しているもののパンデミック前の水準を下回っており、ファクトセットのエコノミストは、6月に5万7000人の雇用増となった後、7月の給与雇用者数は9万7500人増えると予想している。また、Handshakeによると、企業の初級職の求人掲載件数は15%減少する一方、1求人当たりの応募件数は30%急増した。