Fluence Energy株、2026年度第3四半期の予想未達と見通し下方修正で27%超下落

蓄電システム企業の同社は第3四半期の予想を下回り、製造とプロジェクトの遅延を指摘したうえで、受注高と受注残が過去最高を更新するなかでも、2026年度の売上高と調整後EBITDAの見通しを引き下げた。

要約

蓄電池エネルギー貯蔵企業のFluence Energyが2026年度第3四半期決算を発表し、ウォール街予想を下回ったうえ、生産とプロジェクトの遅延で約4億ドル分の引き渡しが2027年度にずれ込んだことから通期見通しを引き下げたため、同社株は急落した。継続事業の売上高は6億20万ドルと、8億4820万ドルのConsensus予想を下回った。一方、関連当事者向け売上高を含む総売上高は前年同期比7.9%増の6億4980万ドルとなった。調整後1株損失は24セントと、アナリスト予想の1株当たり2セントの損失を上回り、調整後粗利益率は15.4%から5.9%に低下、純損失は4430万ドルと前年同期の690万ドルの純利益から悪化した。Fluenceは2026年度の売上高見通しを従来の32億-36億ドルから29億-31億ドルに引き下げ、調整後EBITDA見通しも従来の4000万-6000万ドルの利益から、3000万ドルの損失から1000万ドルの利益までのレンジに下方修正した。短期的な財務状況は弱含んだものの、四半期の受注高はほぼ3倍の14億4000万ドル超に拡大し、受注残は過去最高の64億ドルに達したほか、同社は7月までにデータセンター関連事業を約8億5000万ドル確保したとし、その中には初の大規模ビハインド・ザ・メーター案件と、ハイパースケール顧客からの約5億5000万ドルの受注が含まれると述べた。

用語解説
  • 調整後EBITDA: 利息、税金、減価償却費、償却費および特定のその他項目を除外し、基礎的な営業実績を示す収益性指標。
  • 受注残: 顧客からの受注のうち、まだ納品または売上計上されていないものの金額。
  • ビハインド・ザ・メーター: 電力会社のメーターの顧客側に設置されるエネルギー設備で、通常は現地の電力需要や信頼性の管理に用いられる。