米国の計画、コロラド川で最大300万エーカーフィートの削減を目指す

25年にわたる干ばつと貯水池水位の低下が米国西部の水供給と水力発電のリスクを高めるなか、アリゾナ、カリフォルニア、ネバダは削減の可能性に直面している

要約

縮小するコロラド川を管理する米連邦政府の新たな提案は、下流域3州であるアリゾナ、カリフォルニア、ネバダに対し、年間で最大300万エーカーフィートの水利用削減を課す可能性があり、25年以上続く干ばつで逼迫した河川の水をどのように分け合うかを巡る対立を激化させている。米内務省は、同河川に依存する7州が、暫定的な2007年ガイドラインが今年末に失効する前に独自の合意に至れなかったことを受けて、この計画を提示した。アリゾナ州当局者とネバダ州のジョー・ロンバルド知事は、検討中で最も大幅な削減は打撃となると述べた一方、アリゾナ州のケイティ・ホッブズ知事は、この提案にはアリゾナ州に削減の大半を負担させる受け入れがたいオプションが含まれていると述べた。同河川への圧力は、長期的な過剰利用と気候変動の双方を反映している。NASAの研究では、コロラド川の貯水池と帯水層で2002年以降に52立方キロメートルの水が失われたことが分かった。同河川はアリゾナ、カリフォルニア、コロラド、ネバダ、ニューメキシコ、ユタ、ワイオミングの農業、都市、産業、飲料水を支えており、ミード湖とパウエル湖の水力発電(流水によって生み出される電力)にも水を供給している。報告書で引用されたアナリストによると、水位の低下は両ダムの発電を損なう可能性があるが、想定される影響は停電ではなく、最も暑い夏季に限られた電力価格の上昇にとどまる見通しである。

用語解説
  • 水力発電: 流水によって生み出される電力。
  • エーカーフィート: 米国の水管理で用いられる水量の単位。
  • 下流域3州: コロラド川水系におけるアリゾナ、カリフォルニア、ネバダの3州。