FDAの乳がん適応認可を受け、IceCureがChoICE試験初の実施施設を指定

Adventist Health Glendaleは、低リスク乳がんを対象とするProSense®の市販後試験について、施設契約の締結とIRB承認の取得を経て、患者登録を開始できる。

要約

アイスキュア・メディカルは、カリフォルニア州のAdventist Health Glendaleが、施設契約の締結と倫理審査委員会(IRB)の承認取得を完了し、低リスク乳がんを対象とするProSense®の市販後ChoICE試験で患者登録が可能な最初の臨床試験実施施設になったと発表した。本試験は、70歳以上の特定患者における低リスク乳がんの局所治療について、2025年10月に米食品医薬品局(FDA)がProSense®に与えた認可に続くものである。 ChoICE試験は、全米30施設で最大400人を登録し、内分泌療法と併用するProSense®の凍結アブレーション(組織を凍結して腫瘍を破壊する治療)の実臨床データを収集するよう設計されている。アイスキュアによると、参加施設は試験実施施設であると同時に商用提供拠点としても運営されるため、試験参加者を治療しながら、試験外の適格患者にも同治療を提供できる。この体制は、アクセス拡大とさらなる臨床導入の後押しを目的としていると同社は述べた。 Adventist Health Glendaleの施設は、乳腺外科医で乳がん凍結アブレーションの著名な専門家であると同社が説明するDennis Holmes医師(MD, FACS)が主導する。アイスキュアの最高経営責任者(CEO)であるEyal Shamir氏は、同社が米国の主要施設でProSense®の実臨床での利用拡大を進める中で、同病院が乳腺診療の専門性と臨床インフラを加えると述べた。Holmes医師は、凍結アブレーションは、慎重に選別された低リスクの早期乳がんを有する高齢患者に対し、侵襲性の低い選択肢となる可能性があり、本試験ではフォローアップや内分泌療法へのアドヒアランスを含め、日常診療におけるその活用をさらに評価すると述べた。 イスラエルのカイサリアに本拠を置き、ナスダックにティッカーシンボルICCMで上場するIceCureは、乳房、腎臓、骨、肺の腫瘍向けに液体窒素ベースの凍結アブレーションシステムを開発している。主力のProSense®システムは、認可・承認された適応で米国、欧州、アジアで販売されている。

用語解説
  • 凍結アブレーション: 組織を凍結して腫瘍を破壊する治療法。
  • 倫理審査委員会: 人を対象とする研究を監督する倫理委員会。
  • 内分泌療法: 一部のがんで用いられるホルモン作用を抑える治療。