ワールドカップ効果で広告売上高78%増、フォックスの売上高は28%増

ワールドカップ効果で広告売上高78%増、フォックスの売上高は28%増

FIFA男子ワールドカップがFox Oneの加入申し込みを押し上げ、定着率を高め、放送とストリーミング全体の広告需要を下支えしたことで、第4四半期決算はウォール街予想を上回った。

要約

Fox Corp.は、FIFA男子ワールドカップの効果で四半期売上高が28%増の42億1000万ドルとなり、広告売上高も78%増の19億2000万ドルに拡大し、同社の会計年度第4四半期決算はウォール街予想を上回ったと発表した。調整後純利益は7億6500万ドル(1株当たり1.79ドル)となり、前年同期の5億8100万ドル(1株当たり1.27ドル)から増加し、アナリスト予想の1株当たり1.42ドルも上回った。ラクラン・マードック最高経営責任者(CEO)は、この大会がFox Oneにとって顧客獲得の原動力にもなり、従来の有料テレビ事業のカニバリゼーションを最小限に抑えつつ、予想を上回る純増加入者の拡大と定着率の向上をもたらしたと述べた。Fox Oneの6月の加入申し込み件数は280万件となり、サービス開始以来で最も好調な月となったほか、1月のNFLプレーオフ期間に獲得した件数の2倍超となった。大会の米国内英語放送の独占権を保有していたFoxは、決勝でスペインがアルゼンチンを破った試合が米国で過去最高となる約6300万人の視聴者を集めたことの恩恵も受けた。一方、配信収入は5%増の20億3000万ドルとなり、コンテンツおよびその他の収入は2.6%減の2億6200万ドルとなった。同社は四半期末時点で42億1000万ドルの現金および現金同等物を保有し、期間中にクラスA株およびクラスB株を約1億ドル分買い戻した。フォックス株は木曜日、5.88%高の55.27ドルだった。

用語解説
  • 広告売上高: 企業がテレビ、ストリーミング、デジタルプラットフォーム全体で広告枠を販売して得る収入。
  • 配信収入: メディア企業のチャンネルやサービスを提供するために、ケーブル、衛星、またはストリーミング配信事業者が支払う料金。
  • カニバリゼーション: 新たな製品やサービスによって、企業の既存事業の需要が減少する状況。