現物需要が弱まるなか、バイナンスのビットコイン先物取引量は約578.2億ドルに達し、現物取引の60.8億ドルを上回った。一方、オプション市場のトレーダーは9月に下方向へブレークする可能性に備えてヘッジしている。
バイナンスのビットコイン先物取引は現物取引をさらに引き離し、同取引所の先物取引対現物取引の比率は過去最高の約7.82に達した。最新の数値では、ビットコインが64,000ドル近辺で推移するなか、1日当たりのビットコイン先物取引量は約578.2億ドル、現物取引量は60.8億ドルとなっており、デリバティブ取引の活動が現物の直接的な売買より速いペースで拡大していることを示している。CryptoQuantのデータによれば、ここ数カ月で現物需要は弱まっており、特にBTC/USDが60,000ドル超のレンジ内で推移している局面でその傾向がみられる。一方で、先物需要は純ベースでプラスを維持しているものの、3カ月前の反発局面で見られた水準を下回っている。Bitfinex Researchも、現物市場とデリバティブ市場の両方で取引量が細っていると指摘し、トレーダーはブレークアウトを狙うのではなく、レンジの中心付近に集中していたと述べた。オプション市場では、7月にビットコインが7.4%上昇した後、トレーダーは8月を通じてレンジ相場が続くとの見方でポジションを構築する一方、9月に下方向へ決着する展開に備えてヘッジしていた。