米卸売在庫、6月は下方改定 売上高は2020年以来の大幅減

米卸売在庫、6月は下方改定 売上高は2020年以来の大幅減

石油を中心とする非耐久財在庫の0.6%減で6月の在庫推計は引き下げられた一方、卸売売上高は3.0%減少し、原油高を受けてドルは上昇した。

ファクトチェック
Reutersの一次報道とWTVB/Finimizeによる裏付けは、中核的な主張を確認している。すなわち、石油(-3.9%)が主因となった非耐久財在庫の0.6%減、6月の在庫推計の下方改定(在庫は+0.3%から+0.2%へ下方修正)、そして卸売売上高の3.0%減である。見出しの「6月に下方改定された」という表現は、この推計改定と整合している。売上高についての「2020年以来の最大の落ち込み」という特徴付けは、取得した情報源では明示的に確認できず、また「原油高を受けてドルが上昇した」という詳細は、これらの経済指標報道では周辺的で未確認であるため、完全な確信はやや抑えられる。定量的な中身については強く裏付けられている。
要約

米卸売在庫は6月に0.2%増となったが、速報値の0.3%増から下方改定された。石油在庫の3.9%減を主因に非耐久財在庫が0.6%減少し、自動車、コンピューター機器、ハードウエア、機械など耐久財の0.6%増を相殺した。卸売売上高は5月比3.0%減と、5月の3.4%増(ロイターは3.5%増としている)の後で2020年4月以来の大幅な落ち込みとなり、在庫売上高比率は1.15カ月から1.19カ月に上昇した。これらの数字は最終需要の弱まりを示している。一方で企業在庫は5四半期連続で取り崩されており、引き続き第2四半期のGDP成長の重しとなった。にもかかわらず、発表後には原油高を背景に米連邦準備制度がより長く引き締め的な政策を維持する可能性への見方が支えとなり、ドルは上昇し、USD/JPYは一時157.82から158.26へ上昇した。

用語解説
  • 非耐久財: 燃料やその他の消耗品のように、比較的短期間で使い切られる製品。
  • 耐久財: 車両、機械、コンピューター機器など、比較的長く使用される製造品。
  • 在庫売上高比率: 現在の販売ペースで既存在庫がどの程度の期間持つかを示す指標。