sFOX、仮想通貨ダークプールが6月までに月間取引量の15%に達したと発表

同社の7月30日付レポートでは、OTCデスク経由のルーティングが機関投資家のフローの77.7%を占め、公開取引所に送られた18.4%を大きく上回った。

要約

sFOXでは仮想通貨ダークプールが取引で存在感を増し、4月にはほぼゼロだった取引量が6月には月間取引量の15%に上昇した。5月単月のダークプール取引額は1億4700万ドルだった。同社の7月30日付レポートによると、機関投資家は取引量の77.7%をOTCデスク経由でルーティングしており、プラットフォームのフローの18.4%が公開取引所で執行された。Diana Pires氏はこの変化を、株式市場や外国為替市場で先に見られた変化に似た構造変化だと述べ、大口トレーダーが市場への影響を抑え、公開板で意図を示さず、複数の取引所にまたがってブローカーやアグリゲーターを使って流動性を調達しようとしていると説明した。この傾向はスプレッド縮小や大口注文の執行改善につながる可能性がある一方、個人投資家が取引所の板や単純な取引所間アービトラージから機関投資家のポジションを推測する力は弱まる。

用語解説
  • ダークプール: 取引前の可視性を限定したまま注文を執行する非公開の取引市場。
  • OTCデスク: 公開取引所の外で取引を取り次ぐ店頭取引部門。
  • スリッページ: 想定していた取引価格と、執行時に実際に成立した価格との差。