
総合インフレ率はメキシコ銀行の目標レンジ内にとどまり、中銀は金利を6.50%に据え置くとともに、物価圧力は引き続き和らぐとの見通しを示した。ただし、そのペースは従来の想定より緩やかになるとした。
メキシコの年間インフレ率は7月に3.12%となり、6月の3.37%から鈍化した。2020年5月以来の低水準で、市場予想とも一致した。これにより、物価上昇率はメキシコ銀行の3%目標レンジ(上下1パーセントポイント)の範囲内にとどまった。消費者物価は前月比で0.03%上昇し、これも予想通りであった。 この統計は、メキシコ銀行が前日に政策金利を6.50%に据え置き、6月に始まった据え置きを延長した翌日に公表された。中銀は、見通し期間中に総合インフレ率とコアインフレ率のいずれも引き続き低下する見通しだが、そのペースは従来の想定より緩やかになるとした。総合インフレ率が3%に収れんする時期は、現在では2027年第4四半期と見込んでいる。 変動の大きい食品やエネルギー価格の一部を除くコアインフレ率は、7月までの12カ月で3.95%となり、前月比では0.23%上昇した。これはエコノミスト予想の3.94%と0.22%をやや上回った。Pantheon Macroeconomicsの主任ラテンアメリカ担当エコノミスト、アンドレス・アバディア氏は、ディスインフレはなお軌道に乗っているものの、最終段階は緩やかな進行となる可能性が高いと述べた。その上で、この統計はメキシコ銀行が据え置きを続ける判断を支持する内容だと付け加えた。