MARA、ビットコイン担保ローン7億5000万ドルを確保 電力・AIインフラ拡大を資金面で後押し

MARA、ビットコイン担保ローン7億5000万ドルを確保 電力・AIインフラ拡大を資金面で後押し

MARAは、2028年満期の2つの融資枠のために約12億ドル相当のビットコインを担保として差し入れ、計画中のLong Ridge買収と、より広範なエネルギー・AI拡大に向けた現金確保を進めている。

BTC

要約

MARAは8月4日、ビットコイン担保の2つの融資枠で7億5000万ドルを実行した。内訳は新規借り入れ6億ドルと、既存のCoinbaseの1億5000万ドルの信用枠の借り換えであり、当初担保として約12億ドル相当の1万8750BTCを差し入れた後に実施された。Coinbaseの融資枠は変動金利で、現在は約7.5%となっており、満期は2028年8月4日。いずれかの当事者が取り消さない限り、自動的に1年延長される。一方、Two Primeの3億ドルの期間ローンは全額実行済みで、固定金利7.65%、満期は2028年8月3日である。MARAによれば、調達資金は、計画中のLong Ridge Energy & Power買収に伴う現金対価の資金手当に充てられる可能性がある。届出資料によると、MARAは上半期に約2万3093BTCを16億ドルで売却した後、流動性確保のためにビットコイン準備資産に依存していることが示されている。また、新たなローンの裏付けとして6月末時点の保有分のおよそ53%に相当する担保を差し入れており、電力、AI、高性能コンピューティングへと事業を拡大する中で、ビットコイン価格が下落した場合には、この担保資産が追加担保請求の対象となるリスクにさらされる。

用語解説
  • ビットコイン担保の融資枠: 差し入れたビットコインを担保とする融資契約であり、借り手は保有資産を直ちに売却せずに現金を調達できる。
  • 追加担保請求: 既存の担保価値が必要水準を下回った際に、貸し手が追加の差し入れ資産を求めること。
  • 高性能コンピューティング: AIの学習、シミュレーション、データ処理などの高負荷業務に用いられる大規模な計算インフラ。